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Cargo

別府竹細工伝統の確かな編みの技術と、大分県産真竹のしなやかさを活かした竹かご。女性の髪を結ったような柔らかでシンプルな形は日常使いにぴったりです。バッグ、小物置き、花かごなど、幅広く活躍します。

竹に触れているのが幸せですから 

編むんもええけど、竹ひごを延々と作ってるのも好きなんですよね」正座して竹を手際良く組んでいるのは別府竹細工の若き職人、清水貴之さん。  別府竹細工が全国的に広まったのは、別府に来た湯治客が滞在中に使った竹のかごやざるを持ち帰ったのがきっかけ。その後、別府の発展とともに竹細工の美術工芸品としての需要も増え、高い技術を持った職人達が競い合いながら文化を作ってきた。大分県の真竹は、節と節の間隔が長く色形ともに美しい。

丁寧に処理された竹ひごが、清水さんの手によって淡々と編み込まれていく

「別府竹細工の良さをもっと気軽に感じてもらいたいんです」伝統工芸という手に届かないイメージを、清水さんの感性によってカジュアルにアレンジされて生まれたのが、この『Cargo』だ。 「竹細工職人になった理由はよくわからないです。作家性や表現したいことも特にありません。でも、自分にすごく向いているなぁと思っています。竹に触れているのが幸せですから」  最近は、竹細工の教室やワークショップにも精力的に取り組んでいる。 「海外の人が竹細工に興味を持ってくれるのも嬉しい。この前もフランスで竹細工の実演をしてきたんですが、フランスにも良い竹がある。向こうでも食べていけるかもねぇ」とワクワクした表情。

別府竹細工工芸伝統の「六つ編み」。均整のとれた幾何学模様が美しい

そんな清水さんは、博物館や民族資料館に行き、昔の竹細工を見るのが好きなのだとか。 「昔の人の発想や技術はすごいと思います。今の人では出来ない物ばかり。便利になってはいるけれど、身体的にも精神的にも昔の人にはかなわないなぁって」  別府竹細工の伝統は、清水さんのような感性によって、より強くしなやかに受け継がれていくのだろう。

「仕事というか、生活の一部やね」と、自宅兼工房で作業する清水さん

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