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地獄めぐり駅伝②

別府観光の代表格「地獄めぐり」。各地獄の間はどれくらい離れているのか。7つの地獄の間を6人で走ってたすきをつなぐ「地獄めぐり駅伝」を企画し、検証した第2回。

鬼山地獄でたすきを受け取った第4走者。途中で地獄蒸し玉子の誘惑に負け、給水ならぬ「給玉子」をしたために口の中はパサパサ。だが栄養は十分に補給できた。石畳の「みゆき坂」を下る。

白池地獄の前で待ち受ける第5走者。タンクトップと短パン姿で気合十分。

第4走者、給玉子のタイムロスはあったが約5分で白池地獄に到着。たすきを受け取る第5走者は駅伝チームのエース。「俺に任せろ!」

白池地獄と血の池地獄の間は今回の最長区間。県道218号を通る約2・5㌔の下りコースだ。鉄輪の町並みや湯煙が立ち上る風景を背に、激走。

走り始めて約15分、エースに異変が。

太ももをかばうしぐさを見せるエース。下り道の負担がじわじわと足を痛めつけたか。それでも気力を振り絞り、走り続ける。

野田トンネルを抜けた所で、心配した監督車が近寄って激励。「まだ行けるか?」「行けます! 行かせてください!」

血の池地獄まで残りわずかの直線で、まさかのアクシデント。「靴が脱げちゃいました」

苦難を乗り越え、ようやくたどり着いた血の池地獄。バルセロナ五輪・マラソンの谷口浩美選手をほうふつとさせるスタイルでスパート。約30分の道のりだった。

全力を出し切ったエースから、たすきはいよいよアンカーへ。

寝ころび、何かを訴えるエース。サッカーの元フランス代表プラティニが、1985年のトヨタカップで、ゴールのオフサイド判定に抗議した際のポーズを思わせる。「こんなに走らせるなよ」という怒りの表現か。

ゴールの龍巻地獄を目指すアンカー。血の池地獄と龍巻地獄は隣接していて近い。歩いても3分かからない距離だ。

エースをはじめチーム全員でつないだたすき。距離は短くても、たすきの重さが肩にのしかかる。歯を食いしばり、地獄めぐり駅伝のトリを飾るにふさわしい熱走をみせるアンカー。

龍巻地獄にゴーーーール。今回の駅伝を通して、車両を使わなくても地獄めぐりができることが分かった。各地獄間はかなり近い。しかし、白池地獄から血の池地獄までは例外だ。バスやタクシーを使うことをお勧めする。

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