
- 12 Fri. 2016up BEPPU-EKI お食事処 とよ常 北浜本店
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鉄輪の共同温泉「熱の湯」の隣に、アーチがかわいらしい淡いブルーの建物がある。「ここちカフェ むすびの」は、まちの診療所だった建物を再生したカフェ。
鉄輪の共同温泉「熱の湯」の隣に、アーチがかわいらしい淡いブルーの建物がある。「ここちカフェ むすびの」は、まちの診療所だった建物を再生したカフェ。
オーナーの河野さんは大阪出身で、11年前に別府に移住した。鉄輪の魅力を伝えるために、まちあるきのガイドなども行っているのだそう。
カフェから見える「熱の湯」
「こっちで勤めていた仕事を辞めて、鹿児島や宮崎に行って農業をすることも考えたんやけど、やっぱり鉄輪が好きだから。ここで何かしたいなぁと思ってたんです」そんなときに思い付いたのが、ひっそりと建っているこの建物。
是非使わせてほしいと建物の持ち主に話をしたところ、その人も同じくいつか再生したいと考えていたのだそう。「周りからは、飲食店を始めるのに、場所から先に決めるのはおかしいって言われたんです。でも、この建物の歴史を感じさせる佇まいと、人を惹き付ける力に魅力を感じたんです」と河野さん。
オーナーの河野さん
メニューを考えるのは、前職の繋がりからお店に入ってくれた田中さん。
低温の蒸気でじっくり蒸す「低温スチーム」や、50度のお湯で洗う「50度洗い」に「天日干し」。どの品も、食材本来の旨味を最大限に引き出す調理法で丁寧に作られている。口に運ぶと美味しさと一緒に優しさが広がった。
1年半程前に息を吹き返した建物の中には、ほんのりと温泉の香りを含んだ風が吹いていた。目の前にある「熱の湯」に桶を抱えたおじいちゃんたちが談笑しながら入っていく。すれ違いで出て来たおばあちゃんは、ほかほか赤ら顔。診療所だったころから、ここから見える風景は変わっていないのだろう。
「新しい観光施設や、昔からある地獄巡りもいいけれど、鉄輪の奥に残る昔ながらの湯治場の風景。これこそが鉄輪本来の姿やないかなと思います」
ギャラリーに展示をされた方の暖かいメッセージが残されていた
「おかえり」と、この建物を知る人は誰もが心の中で思うのかもしれない。
「この建物があってこそのお店だから。この空間は、ここでないと駄目なんです」と河野さん。
「そう、絶対にね」と田中さんが小さく頷く。
ちょっと休憩していた建物は、今再び動き出した。これからも、永らくこのまちを見守るために。
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