
- 15 Tue. 2019up OTHER BEPPU NEW STANDARD あたらしいみやげもの ベップからはじまるあたらしいニッポン
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大分県が誇る伝統工芸、別府竹細工。「Bamboo bamboo(バンブーバンブー)」は、10人ほどの竹細工職人が手掛ける竹製品を扱う、数少ない別府竹細工専門店。お箸、竹かご、ざる、バッグ、キッチン用品、インテリアなど、伝統の技から生まれた暮らしに寄り添う竹製品が並ぶ。
200種類ほどの竹編みの技があるという別府竹細工。良質な竹と高度な技術が生み出す逸品は、ため息がでるほど、繊細で美しい。
その歴史は古く、豊富な竹資源に恵まれた別府では、室町時代は行商用の竹籠、江戸時代は湯治客に竹製の日用品・土産品が扱われるようになり、地場産業として広がっていった。しかし、安価な海外製品の流入、台頭により、職人も製品も減少。時代の流れとともに産業としての竹細工は変化し、高度な技術を要する伝統工芸として発展を続けてきた。
現在別府には、国内唯一の竹工芸の専門訓練校があり、多くの技術者を輩出している。しかし若手作家が増えているものの、作品は市場にあまり出てこないというのが現状だ。そこで「県の財産でもある竹細工の技術力を絶やしてはいけない。別府で育った限りは守らなければ」とオーナーの中村さんはゼロから店づくりをスタート。
ひとりひとりの作家と向き合い、信頼関係を築いていき、別府竹細工を販売する専門店「Bamboo bamboo」を作り上げていった。今、作り手と使い手をつなぐ架け橋となり、ライフスタイルに合った竹製品を発信している。
本来日本にはなじみ深い素材の竹。温もりあふれる見た目、しなやかでありながら、硬くて丈夫。さらに通気性、抗菌性など実用性にも優れた竹の魅力は限りない。
キッチンツール
店内には、薬味入れやしゃもじなど昔から変わらないカタチのものや、ヘラやパスタレードルなど今のスタイルになじむキッチン道具がずらり。
また伝統の竹編みの技を使った壁掛けや、染料で色付けしたカゴやアクセサリーなど進化した技術やデザインを用いた製品も多い。ここに来れば、昔ながらの良いものはそのままに、伝統とモダンが調和した竹製品の新たな魅力にも出会うことができる。
色付きカゴ
個人の作家や昔ながらの竹職人に支えられているという中村さん。今後は竹林の環境整備も含めて、もっと産業として発展していけたらと願う。暮らしを豊かにしてくれる別府竹細工。ぜひ一度足を運んで、もっと身近にその魅力を感じてほしい。
別府のレトロな街並みに、ふと現れるおしゃれな佇まい。
竹細工の魅力が際立つ、美しく整った空間。ゆっくりと静かな時間が流れ、丁寧な手仕事から生まれた温もりにあふれている。
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突然ですが「べっぷぢごくすごろく」完成しました。
『別府ONSENアカデミア』は、温泉の様々な魅力を検証し、大切な資源である温泉を守りながら、国内の多くの温泉地とともに新たな温泉の可能性を全国、そして世界に向けて発信する温泉のシンポジウムです。
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一人べっぷカレージャンボリー「カレー道引退宣言⁉」 其の三
温泉の噴気を利用した地獄釜料理や地元の人に愛される独特なメニュー、工芸品など別府自慢の特産品をご紹介します。
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