
- 12 Fri. 2016up BEPPU-EKI お食事処 とよ常 北浜本店
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今回の対談の舞台は、航空関係者行きつけの名店『きむら』。
その昔、あるひとりのパイロットがきっかけとなって生まれた『きむら』名物「かも鍋」や、大分の郷土料理に舌鼓を打ちながら、噂のグルメや気になる温泉など別府の魅力について、たっぷり語ってもらいました。
今回の対談に参加してくれたのは、CA歴30年の三田裕子(さんだひろこ)さん(東京都出身)、CA歴17年の鎌澤直子(かまざわなおこ)さん(岩手県出身)、CA歴1年の中山まり(なかやままり)さん(愛知県出身)、CA歴2ヶ月の小澤恭子さん(おざわきょうこ)さん(茨城県出身)の4人。
左から鎌澤直子さん、三田裕子さん、小澤恭子さん、中山まりさん。みなさん、立ち姿が綺麗です!
まずは大分特産“カボス”のジュースで乾杯! フレッシュな酸味と炭酸が疲れた体に効く。
―みなさん、別府は何度目ですか?
三田裕子さん(以下、三田)、鎌澤直子さん(以下、鎌澤):もう数えきれないくらい来てますね。
中山まりさん(以下、中山):3回目です。
小澤恭子さん(以下、小澤):私は初めてです。今日大分デビューです!
三田:小澤さんは入社してまだ間もないんです。今日初めて大分入りしました。最初からこんなに美味しいものにめぐりあえるなんて(笑)。
―別府、大分でお気に入りの食べ物は?
三田:私はとり天ですね。この間も本当においしいなぁとしみじみ思いました。そういえば、一緒にふぐを食べに行かなかった? みんなで電車にゆられて、臼杵まで食べに行っておいしかったですよね。みなさんはほかに何かありますか? 鎌澤さんは食へのこだわりがすごいんですよ。
鎌澤:え、そんなことないです。やっぱり大分ではお魚が新鮮ですごくおいしいですよね。
三田:お肉だと…鶏がおいしいって評判です。
中山:別府にあるボルシチが有名なお店はよく行きます。
三田:前回は「友永パン」に行きました。昔懐かしいパンがたくさんあって、わくわくしました。あんぱんとクリームパンを買いました。お店はレトロな雰囲気で、すごく風情がありますよね。外は一見静かなのに中に入ると満員で刻々と残数が表示されて、早く買わないと売り切れてしまう・・・!と焦ってしまいました(笑)。
中山、鎌澤、小澤:いいですね~! 行ってみたい!
わさびじょうゆとごまであえた大分の郷土料理“りゅうきゅう”
サクっと揚がったとり天。からしと酢じょうゆでいただきます。
三田:うわぁ嬉しい♪ とり天来ました!
中山:からしと酢じょうゆで食べるのは初めてです。おいしい!
小澤:おいしいです。
三田:りゅうきゅうってなんですか?
店主:簡単にいえば、お刺身のごまあえのことです。元々は漁師が船の中でつくった料理で、うちはカンパチを使ってますけど、魚はなんでもいいんです。りゅうきゅうは初めて?
全員:ハイ! はじめてです!!
三田:これ、ごまの風味がきいていてすごくいいですね。
中山:おしょうゆが甘くて私のお気に入りになりそうです。
三田:大分っておいしいものがあって温泉もあって、身体に良くてキレイになるようにできていますね。地元の皆さまがうらやましいです!
おいしいものを前に本当に嬉しそうなCAさんたち。お仕事後でもさわやかな笑顔はさすが!
「おいしいものをいただくと幸せな気持ちになるし、癒されますね」と三田さん
三田:「きむら」さんは何回も来ていますが、今日は8年ぶりです。かも鍋も楽しみ。同僚はみな「きむら」さんのファンになって、取り寄せたり、贈り物として送ったりしている人もいる、と聞いています。
小澤:ほんとにおいしい!
中山:私は「かも鍋」は二回目ですが、やっぱりおいしいです。
小澤:みんなに自慢します!
中山:おいしくて、笑顔がとまらない(笑)。東京でもゆずこしょうは売ってるんですけど、「きむら」さんのは格別です。ゆずの香りがちゃんとします。ピリッとした辛みもあるけど、ゆずの香りと味もしっかりありますよね。マイルドで本当に大好きです。
小澤:中山さん、コメントすごい上手でびっくりしました!
三田:幸せです。仕事が終わった後に頂くおいしいものは格別ですよね。
―別府の温泉はどうですか?
滞在時間が短い中でも「宿泊先にある温泉を楽しむ」と中山さん
中山:宿泊先にある温泉をよく利用します。ちょっと熱いなと思いましたけど、肩凝りに効く感じですよね。もともと長い時間入れないので、あがってはまた入ってを繰り返してます(笑)。
小澤:大分ステイのときに、話題の温泉に立ち寄った話を先輩から聞いたこともあります。
三田:露天風呂好きなんですけど、なかなか温泉に行けないので、別府温泉は憧れの地ですよね!
―おすすめのスポットはありますか?
「別府の湯けむりの夜景もきれいです」と鎌澤さん
鎌澤:一度佐伯まで行ったときに、高速バスで別府を通ったんですけど、窓をあけてないのに、温泉の硫黄のような匂いがすごくてびっくりしました。
中山:湯けむりの景色はすごくいいですよね。その辺りの温泉に入れたらいいのにな…と思いました。
鎌澤:海が見えてきれいですよね。そのときは夜だったんですけど、夜景もすごくきれいでした。
―これから行ってみたいスポットはありますか?
「その土地のちょっと変わったものを食べてみたい」と小澤さん
鎌澤:何年か前に、海地獄に行こうと思ったら、お天気がよくなくて諦めました。今度ぜひ行ってみたいです!
中山:親戚が以前APUにいて、家の近くに100円で入れる銭湯があって「大学時代みんな行っていた」と聞きました。東京だと安くて500~600円はかかるので。そんな地元の人が通うような温泉に行ってみたいです。
あと、先輩から「晴海(せいかい)」がすごくいいとすすめられました。露天の目の前に海がぱーっと広がっていて。すごく気になってます。
潮騒の宿 晴海 http://www.seikai.co.jp/
三田:私は『白菊』の社長さんから「アンチエイジングの特別なお湯がある」っていうのを伺ったことがあって、そこにすごく期待しています(笑)。大分に行く前の自分から、少しでも若返っていたら嬉しいですよね!別府に限らず、温泉宿の女将さんは綺麗な方が多いですよね。
白菊 http://www.shiragiku.co.jp/
小澤:私は食べるのが好きなので…東京で開かれた、47都道府県の旅に関する展示会「ツーリズムエキスポ」で、大分のブースにカボスアイスやそば粉アイス、ねぎアイスとかいろいろあったのを見て気になりました。ちょっと変わったものを食べてみたいと思います。何かおすすめはありますか?
―別府ならではといえば、温泉の蒸気で野菜やお肉を蒸していただく“地獄蒸し料理”や、地獄蒸しプリンがおすすめです。
小澤、中山:え、それ絶対おいしいそうですね! 行ってみたいです!
三田:お野菜は蒸すと甘くなるんですよね。私も食べてみたいわ♪
―ところでみなさん、普段はどのようなスケジュールで過ごされてるんですか?
三田:早いときは16時くらいに着いて、翌朝ホテルを出て国内線を乗務します。
中山:日本中、就航してる都市へ飛びながら国内では最長3泊するときもあります。
三田:CAは体も健康でなければいけないし、自己管理が厳しく求められる仕事なんです。おいしいものをいただくと気持ちも幸せになるし、癒されて、明日の笑顔につながりますね。
「別府の“味力”ももっと知りたいです。」と三田さん
―今日はお忙しい中、ありがとうございました。対談はいかがでしたか?
三田:本当にこんなステキな大分・別府の魅力をもっと知るべきだし、知らなければもったいない。
鎌澤:そうそう、地域の魅力をもっと知っていきたいです!
三田:仕事で何度も滞在するうちに、居心地の良い行きつけのお店が自然とできてくるのですよね。家族ぐるみでされている『きむら』さんのように、ほっと落ち着ける場所があるのも別府の魅力なんです。私たちをいつもあたたかく迎えてくださって、きむらさんのお子さまの成長まで見届けられる場所なんて、中々ないかもしれません。他にもお世話になっているお店が所々あり、皆さまとのご縁に感謝です。
乗務を通して日本が益々好きになりましたし、これからもいろんな魅力に巡り合えたらと思います。おんせん県おおいたの魅力って“味力”って書くのですよね。別府の「美味しさ」、あたたかさや元気さを、県外や海外からのお客さまにも味わって頂けたらと思います。そして機内でも、お客さまとご当地の話題で楽しく会話させて頂けたら嬉しいです。
「千社札シール」と「縁(ゆかり)都道府県バッジ」
日本航空(JAL)客室乗務員の“縁(ゆかり)バッジ”に注目!
只今、JALでは、国内線全線で乗務員がそれぞれ「縁(ゆかり)」のある47都道府県をデザインしたバッジを着けています。
三田さんが着けているのは何度も大分を訪れ大好きになった「大分県」のバッジ。「ぜひ、バッジをご覧になったら、話しかけてください。千社札シールも差し上げています!」
「県外のお客さまには『これからの寒い冬、ぜひおんせん県おおいたにいらして、心も体もあたたまって下さいね!』と申し上げてシールをお渡しすると、みなさま一瞬にして笑顔になられます。」(三田)
創業35年の老舗『お食事処 きむら』
創業35年の老舗『お食事処 きむら』。
名物「かも鍋」ができたきっかけをつくったのは、あるひとりのパイロット。
その昔、訓練所があった大分で、単身赴任をしていたパイロットが行きつけの『きむら』で「何か温かいものを食べたい」とリクエスト。
店主がそのときあった材料で作ったのが「かも鍋」。
その「かも鍋」を気に入ったパイロットが今度は「家族に食べさせたい」ということで始めたのがお持ち帰り。店主は店と同じように野菜、鴨肉、だし、薬味をそのまますべて入れ、さらに奥様の手間がはぶけるようにと、ごぼうとこんにゃくは切って包んだ。それをいただいた奥様が今度は「近所の人にも食べさせたい」とリクエスト。そのおいしさと真心は口コミで広まり、いつしか航空関係者が通うように。現在も当時と同じままのスタイルで、お持ち帰りと全国発送を行っている。
かも鍋のおいしさは“タイミング”が決め手。鍋は全部お店の方が調理してくれる。
鍋のしめは雑炊で。お肉や野菜の旨みが詰まっただしが絶品!
別府市は、株式会社ビームス(本社:東京都渋谷区、代表取締役:設楽洋)のプロデュースによる新プロジェクト「BEPPU* Local Paragraphs」を立ち上げ、
突然ですが「べっぷぢごくすごろく」完成しました。
『別府ONSENアカデミア』は、温泉の様々な魅力を検証し、大切な資源である温泉を守りながら、国内の多くの温泉地とともに新たな温泉の可能性を全国、そして世界に向けて発信する温泉のシンポジウムです。
別府の古墳は、血の池地獄の泥で赤く塗られている そんな話をご存知だろうか? 6世紀後半から7世紀初頭(今から1400年以上前)には、地獄の泥が塗料として利用されていたというのだ。 別府の知られざる古代ロマンを紐解いてみよう。
一人べっぷカレージャンボリー「カレー道引退宣言⁉」 其の三
別府には地元の人に愛される食堂や居酒屋が沢山あります。九州で一番美味しいまち「別府」の洋食店をご紹介します。
JAL×温泉ハイスタンダード 極楽地獄別府インド人来別!! 別府カレー巡礼
季節の花が庭先を彩る隠れ家のような「茶房たかさき」は、自宅を改装したカフェ。オーナーの高崎さん夫妻が丹精込めて育てた花が咲き誇るバラ園もあるという。
別府には地元の人に愛される食堂や居酒屋が沢山あります。九州で一番美味しいまち「別府」のカフェ・喫茶をご紹介します。
別府で1番ディープな温泉郷「明礬(みょうばん)温泉」。そのひとつの売店から生まれた「地獄蒸しプリン」は、一気にブレイクしました。プリンは別府を代表するスイーツに成長。美味しい食後はぜひ、別府のプリン探検にお出かけ下さい。