
- 27 Thu. 2020up OTHER 別府八湯ウォーク
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「明礬のお湯は、浸かってるそばから、かかとがつるつるしてくるの」硫黄成分がたっぷり含まれたお湯は昔から皮膚病に効くと言われています。
漂う硫黄の香りが強くなってくれば、明礬温泉はもうすぐ。
「湯の花」が作られる藁葺の小屋の前では、多くの観光客がガイドの話を聞くために立ち止まっている。
温泉成分の結晶である湯の花は、入浴剤としてはもちろん、古くは薬として飲用もされていたという。
その製造方法は江戸時代から続くもので、温泉の底に溜まった沈殿物をすくうのではなく、「湯の花小屋」の中で、地面から立ち昇る噴気を青粘土に付着させ、純粋な結晶を取り出すというもの。
重要無形民俗文化財にも指定されている湯の花製造を間近で見られる小屋の脇を通り抜け、湯の花をふんだんに含む温泉に入るため「明礬湯の里」の温泉へと続く階段を進む。
大露天岩風呂 入湯料600 円
目の前に明礬大橋が見える石造りの露天風呂には先客がいた。
白く濁ったお湯の中、足先で段差を確認しながら、ゆっくり身を沈めると、思わず声が出る。
それを聞いて「気持ち良いよね」と声を掛けてくれたのは、月に1度は宮崎から通っているというお母さん。
「明礬のお湯は、浸かってるそばから、かかとがつるつるしてくるの」。
硫黄成分がたっぷり含まれたお湯は昔から皮膚病に効くと言われているそうだ。
つるつるになった肌に満足し、一休み出来る場所を探すと「地獄蒸しプリン」の文字を見つけた。
温泉の噴気を利用して蒸す、別府の名物の1つだという。
新鮮でシンプルな素材を、自然の力を借りて丁寧に作るというプリンは、濃厚な卵の味とほろ苦いカラメルが人気で、明礬に訪れる度に買いに寄るお客さんもいるのだそう。
お肌もお腹も満たされ、道の途中で気になっていた雑貨店へと向かう。
「岡本屋売店」の地獄蒸しプリン
持ち帰り 324円〜
店内 330円〜
まるで山小屋のような外観の「SHABBY CHIC(シャビーシック)」。
「オープンしたときは、家具しかなかったんですけど」と言うのはオーナーの野村恵美さん。
家具職人のご主人の作品と、恵美さんのセンスで集められた雑貨で店内は埋め尽くされている。
シンプルながらどこか懐かしい雰囲気の家具や雑貨は、毎日大事に使いたくなるようなものばかり。
自分の暮らしに馴染むかどうか、あれこれ想像してしまう。
シンプルながらどこか懐かしい雰囲気の家具や雑貨で埋め尽くされている店内。
「自分が買い物中に声を掛けられるのが好きじゃないから」と、自由に店内を見せてくれるので、ゆっくりと時間を掛けて雑貨選びを楽しめる。
たくさんの商品からやっとみつけたお気に入りをレジへ運ぶ。
恵美さんの穏やかな笑顔も一緒に包んでくれているようで、持ち帰って包みを開くのが楽しみになった。
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一人べっぷカレージャンボリー「カレー道引退宣言⁉」 其の三
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