
- 16 Tue. 2016up OTHER みなとタクシー 古河さん
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お風呂に入りたい・・・別府ならお風呂も温泉でしょ? 奄美→別府 600キロ引っ越しの旅
はじめまして、ライターの泥ぬマコと申します。夫(無職)、娘(3歳)と共に奄美大島から別府へ、直線距離にして約600㎞を移住してきちゃいました。
このたび「移住者目線で別府をレポートする」というありがたい任務をいただき、ハリキッておりまっす!
まずは奄美大島から別府への引っ越し方法や費用、移住についての基本的なあれこれをご紹介しますよー。
根っからのフラフラ人間である夫と共に、4年間過ごしたのが奄美大島。ちなみに、奄美大島は沖縄県でなく鹿児島県の離島です。
嘘みたいに青い空と海。こんな楽園にいたんだな・・・
どこまでも続くさとうきび畑が印象的な南の島。
ちなみに写真は、我が家のすぐ裏の農道。ざわわ・・・ざわわ・・・
南国ならではの楽しみを存分に味わっていたものの、夫の引っ越ししたい病がムクムクと大きくなり、このたび移住となりました。
奄美大島では農業やパラグライダーのお手伝いをしていた夫。当然、別府での職のアテなど皆無ですが、ま、なんとかなるんじゃない? と、夫婦共々慣れっこです。
そういえば、両親に結婚の挨拶をした時も、夫は無職だったなぁ。
移住先を別府に決めたのは
家にお風呂が欲しーーーーーーーーいッ!シャワーだけじゃつまらない!! ついでに温泉なら最強!!!
という理由から。
奄美大島といえども、冬は北風に雨模様の日が続き寒いんです。
なのに、家にはシャワーしかなので、寒いことこの上なし。
お風呂付の家→お風呂と言えば温泉→温泉と言えば別府!
そんな単純すぎる思いつきから別府の物件を探し、温泉付きの家を発見、現在に至るわけです。
「なんかおもしろそう」
「変な人がいそう」
「日本にいながら外国っぽい雰囲気がありそう(留学生が多いから)」
という掴みどころのない直感や、言葉にできない予感もありました。
「誰も知り合いもいなくて、仕事もなくていくの?(マジでアホなの???)」
という声もありましたが・・・今までも行き当たりばったりで生きてきたので、コレも何とかなるだろうなと。
人間、意外とどこでも生きていけるもんですよね。
車と犬と大量の荷物と一緒に、奄美大島から鹿児島まではフェリーで移動。12時間の船旅でした。
「奄美式」のお見送りとして、紙テープでお別れ。
私よりも夫が号泣「おいおい、しっかりして~」
夫を横目に、紙テープがプチっと切れる瞬間、切なさが込み上げて・・・みんなありがとーーー(泣)
地元の友人が作ってくれたお弁当を食べながらビール。
「酒に酔っていれば船酔いしないから大丈夫!」という言葉を信じた私がバカだった。ビール3本飲んだけど、酒に酔わず船に酔ったよぅ! どうしてくれるんだよぅーーー!
我慢できず酔い止めを飲んで、無事に熟睡。図太い私を誰かほめてあげてー。
鹿児島港からは車で別府まで移動。初めての道で迷いまくり。
荷物+犬+子供で車内はぎゅうぎゅうの夜逃げ状態で、ことあるごとにパーキングに寄って休憩。
到着したのは朝8時、鹿児島港は雨。寒そ~~~~。
船に降りてすぐの車移動は、正直かなりキツかったです。ずっと船に揺られているような感覚で、なんだかキモチワルイ。
天気もどんよりだし、この移住は暗雲が立ち込めているのか? と少々不安な気持ちになったり。
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【引っ越し代】
冷蔵庫 11,000円(ヤマト運輸)
荷物 30,000円(ゆうパックで段ボール30個ほど)
船 41,820円(泥ぬマコ:6,650円+車&夫:33,630円+犬:1,540円)
高速代 6,260円
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計 89,080円
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これに家の料金などを合わせて、だいたい40~50万円くらいでしょうか。
普通の移住のよりも安いのか高いのか、よくわかりませんが何かの参考になれば。
「移住」というと、なんかスゴイ大変なことに聞こえますが、要するにお引っ越しです。
今いる場所が快適ならそこで楽しく、あまり快適でなかったり、他の場所に興味があったりするなら、おおげさに考えず移住してみるのもアリな気がします。
「移住したくらいで死なない」というスタンスと多少の図太さ、そして無神経さがあれば、移住なんてサックサクですよ!
引っ越し直前に考えました。平たく言うと夫は無職。求職しなけりゃいけないし、私はガンガン働かないといけない。ただでさえ引越し費用がかかるので、別府に移住したら一刻も早く稼ぎたいという状況。
な・の・に!
別府の保育園情報は、意外と少ない。
空き状況や行事予定、週刊予定など、もっとわかりやすくリアルな状況が把握できるようにならないものでしょうか・・・。
私はなぜか「別府は保育園、余裕だろう」と悠々と構えていました
しかし、市役所に問い合わせてビックリ!なんと、待機児童が100人以上いるという事実が判明したのです。
うそーーーーーーーん!
結局、引っ越し先の近所の幼稚園10件くらいに電話をかけ、通常の幼稚園+延長保育のようなもの、土曜も制限付きで預かりありということで落ち着きました。
子供がいて別府に移住をご希望の方、保育園情報の収集は早めかつ念入りに行いましょう。
市役所のリストに電話番号が掲載されているので、そこから電話して問い合わせるのが手っ取り早い方法。
事前に聞きたいことをリストにしておくと便利かも。
別府市│教育・保育施設一覧
https://www.city.beppu.oita.jp/seikatu/kosodate/hoiku/detail2
別府に引越してきて約1ヶ月。
「蛇口からビール」の次くらいに憧れていた、「蛇口から温泉」生活ですが・・・
とにもかくにも、家で温泉に入れる毎日が最高。
控えめに言って最高。
驚くくらい最高。
湯上りビールも3割増しくらいウマくて最高ーーーーーーー!
子供もざぶざぶ出てくる温泉に大ハシャギ。
今までは赤ちゃんが使う沐浴用のタライみたいなものでしかお湯に浸かれなかったのに、今では大きな湯船で、しかも温泉ざぶーん!
アヒルのおもちゃやお人形で思う存分遊び倒してます。
「夕飯前のお風呂の時間」は、ビールと同じくらい大切な大切な習慣になりました!まさにココは天国です。
移住したてなのに、おもしろい人やものとの出会いもチラホラ。
外から見た別府や実体験など、別府移住者の目線で、ガンガン掘っていく予定です。
どうぞよろしくお願いしまーす。
泥ぬマコ(どろぬ・まこ)
ライター・編集
http://doronumako.com/
別府市は、株式会社ビームス(本社:東京都渋谷区、代表取締役:設楽洋)のプロデュースによる新プロジェクト「BEPPU* Local Paragraphs」を立ち上げ、
突然ですが「べっぷぢごくすごろく」完成しました。
『別府ONSENアカデミア』は、温泉の様々な魅力を検証し、大切な資源である温泉を守りながら、国内の多くの温泉地とともに新たな温泉の可能性を全国、そして世界に向けて発信する温泉のシンポジウムです。
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